座談会を行いました  JA茨城厚生連のお二人とWeb座談会in産労総合研究所

掲載情報

株式会社産労総合研究所発行の「医事業務」の企画でZOOM座談会を行いました。
お相手は、JA茨城厚生連の若きリーダー、事業管理部次長・石川智久さんと、同事業管理部・藤咲心さんのお二人です。 

座談会のテーマは『「虎の巻伝授!請求もれ発見伝」の有効活用と算定もれ対策』です。「虎の巻伝授!請求もれ発見伝」 は2017年から医事業務に連載中で、第46章まで発行されています。ご覧になったことのない方はこちらから確認してください。医事業務

座談会のきっかけは、藤咲さんが業務改善につながる記事が医事業務に掲載されていることを、ある病院の方から教えてもらい、その話を次長の石川さんに報告したそうです。そして 医事業務4月1日号のサンプルを取り寄せ(当時医事業務の定期購読をしていなかったそうです。今は購読の手続きをしたと伺っています)「虎の巻伝授!請求もれ発見伝 第40章」の記事をみた石川さんが、『業務改善に使えるかもしれない』と考え、内部調査をしたところ算定もれがあることを知り改善につなげたそうです。

石川さんはこの記事を読み、「論理的に説明されていて、すごくわかりやすかった」と思ったそうです。私は文章を書くときに「わかりやすい表現」を心掛けているので、とてもうれしい評価です。

お二人がすごいなと思ったところは、情報を入手してから業務改善につなげるまでにスピード感があったところです。何かを変えようと思ったときは、熟考することも重要ですが、スピード感を持つことも重要です。私が仕事をするうえでモットーにしている『理論と実践』に通じていると思いました。

第40章の記事の内容は「K000創傷処理・デブリードマン加算」です。「創傷処理で生理食塩液を使用しているのでデブリーマン加算が算定できないか」というものです。

虎の巻伝授!請求もれ発見伝 第40章  原文

「虎の巻伝授!請求もれ発見伝」 は、実際のレセプト点検で発見した算定誤りを指摘する会話形式で記載しています。特殊な事例でなく一般的にどの医療機関にもありそうなものを選んでいますので、算定や点検に役立つものが多いと思います。また、関連した「ミニ知識」を随時記載していますので、ぜひお読みください。

そして、JA茨城厚生連の取り組みが産労総合研究所・編集長の田中利男さんに伝わり、今回の座談会につながりました。
座談会の記事は医事業務11月1日号に掲載されていますので、ご興味のある方はぜひお読みください。

参考 「虎の巻伝授!請求もれ発見伝」最近の記事内容 第46章
 ・複数手術の算定 同一手術野の理解
 ・慢性維持透析とその他透析の算定
 ・創傷処理、筋肉・臓器に達するもの、達しないもの

これからもレセプト点検で発見した算定もれ事例を紹介していきます。業務改善のヒントになればいいと思っています。ぜひ購読してください。