記録的猛暑
暑すぎますね。ニュースで40℃の数字をみるだけで滅入ってしまいます。
私の地域は最高37℃くらいですがそれより暑い地域の大変さが思いやられます。日中の移動や
屋外業務の方は本当に大変でしょうね。私は炎天下の移動時は帽子を着用していますが、
年齢性別にかかわらず日傘使用の方が増えています。ハンディーファンや扇子や首タオル
など様々な暑さ対策が見られますが、私は最近手ぬぐいを使用することがあります。濡らして
絞って首にかけると結構涼しくなります。移動が長くなると乾燥しますが繰り返し濡らして
使えるのでエコにもなります。
医事課ネットワーク作り 一緒に勉強しませんか 引き続き募集しています
2018年から2019年にかけて「さとう塾」という私的勉強会を開催していました。
開催頻度は3か月に1度くらいで、参加者は10名から20名くらいでした。事前に算定演習の
をメールし、当日どのように考えたのか情報交換します。これが答えというのはなく、算定に
対する考え方の違いを見つけ、参加者自らが算定の参考にするというものです。
当時の資料で使用した貸会議室や参加者の病院名や氏名をみて楽しかった頃を思い出し、
コロナで分断された対面の勉強会をもう一度やりたい、学習の輪を広げたいという思いが
強くなりさとう塾を再開したく、拠点となるリーダーと参加者を募集することにしました。
・開催方法 実施を希望する医療機関の近くの会場を当社が予約して開催
・開催時間 就業時間以降17時30分頃から1時間程度
・開催頻度 3、4か月に1回程度
・参加者 拠点リーダーのネットワークを活用し参加を希望する方
・参加費用 無料 *拠点リーダーにクオカードを贈呈いたします
・開催場所 JR山手線から電車利用で片道1~1.5時間程度で移動できる地域
・開催最低人数 3人
うまく運営できるか、参加者が集まるか全く未知数ですが、ご興味のある方は「お問合せ」
からご連絡ください。件名は「さとう塾」とお願いします。
当社は事業として勉強会の実施がありますが、それとは別の私設勉強会です。
よろしくお願いします。
2025年8月実績報告
レセプト点検件数 515件
延点検時間 25時間
移動距離合計 1,020㎞
移動時間合計 14時間
レセプト点検で訪問した医療機関
1都2県 5病院 4日間
*東京都3病院、埼玉県1病院、愛知県1病院 *8月は低調でした
講習会
*TMG レセプト請求リーダー養成講座 2時間
*TMG DPCコーディングスキルアップ講座 2時間
その他の業務
*株式会社FBS・WEB会議
乗車した路線
*西武池袋線、西武有楽町線、西武新宿線、埼京線、東京メトロ副都心線、東急東横線、
山手線、東海道新幹線、東海道本線。
乗降駅、乗換駅
*練馬、所沢、田無、小竹向原、多摩川、池袋、戸田公園、品川、豊橋、刈谷。
移動の楽しみは食事と甘いもの、たまに観光
【12回目の富士登山】
23日 河口湖ホテル宿泊、
24日 吉田口5合目から日帰り登山、下山後河口湖ホテル宿泊
25日 帰宅
2泊3日の山行でした。6月からほぼ毎週、埼玉県飯能市の低山で登山トレーニング、
合間に腹筋、腕立て伏せ、スクワット、踏み台昇降など筋トレを実施し万全の状態で
臨みました。目安は登り5時間、下り4時間で五合目から河口湖行きの最終バスに
乗る予定で張り切って富士山に挑みました。
だがしかし、登りに8時間もかかってしまいました。下りは3時間30分なので予定より少し
早いくらいでしたが、結局11時間30分もかかってしまい、最終バスに乗れずタクシー
に疲れた体を乗せホテルにチェックインしました。
反省点はいくつかあります。筋肉痛は特に感じなかったのですが、登山途中で立ち眩み
のような感じがあったので、寝不足と朝食が軽すぎによるエネルギー不足だったと思います。
低山と違い高山は朝食が重要だと改めて認識しました。水分補給は十分だと思いますが、
暑かったので多少脱水気味だったのかもしれません。行動食はスポーツようかん、カロリー
メイト、アミノバイタル。補助食はイチゴ味グミ、ラムネ、塩レモン飴などです。
入山料が4,000円になった効果ではないかと思いますがゆったり登れました。来年
ご一緒しませんか。
指摘3選
1.輸血時の不規則抗体価加算 算定は1回だけとは限りません

骨髄異形成症候群で7月31日に入院した患者さんです。
8月1日のMAP輸血が一回目でその後4日、7日、11日、14日、19日、22日、26日に輸血を行っています。3週以上の頻回輸血なので不規則抗体価検査の実施があれば1日だけでなく週1回算定できます。

カルテ確認します。
8回の輸血で全部やっています。

それなら1日だけでなく4日、11日、18日、26日に不規則抗体価加算が算定できます。

1日と4日は1週間経っていませんが算定できるんですか

はい、算定できます。医学通信社診療点数早見表の9ページを開いてください

開きました

右3つ目の・に「歴月「歴週」とあり、
「歴週」は日~土曜日と書いてありますね

あります

これは始まりから7日間を1週とするのではないという意味です。
1日は金曜日、4日は翌週の月曜日で週が変わっているので
算定できることになります。

このページは初めて開きました。他に「一連」や「1日につき」の説明があるので重要ですね。部署内共有します。
不規則抗体価加算197点×5回の算定可能と理解しました。
2.エピドラは注入ポンプの種類で加算が異なります

全身麻酔で硬膜外麻酔を併施した患者さんですね。
翌日から「硬膜外麻酔後における局所麻酔剤の持続的注入」
いわゆるエピドラを80点を3日間算定しています。
手術材料に「携帯型ディスポーザブル注入ポンプ(標準型)3,080円」と
入力があるので精密持続注入加算80点も算定できます。
滴下速度はどれくらいですか。

確認します。
アナペイン0.5ml/hとありますがこれでわかりますか。

はい、アナペインを1時間に0.5mlを滴下するという指示です。
これは精密持続注入加算の算定要件「1時間に10ml以下の速度で局所麻酔剤を注入するもの」に該当するので80点を加算できます。

そうすると所定点数の80点と加算点数80点を算定できるのですね。
以前加算を算定できないと指摘されたように記憶していますが。

それはPCA型を使用したときは加算できないというものですね。

加算できるときとできない時があるのですか?

そうです。019早見表で特定保険医療材料019を確認しましょう

ページ開きました

注入ポンプは4種類あります。
この内持続注入加算が算定できるのは(1)化学療法型と(2)標準型で
(3)PCA型と(4)特殊型は算定できません。欄外のアイに算定できない旨の記載があるので読んでください。

記載がありました。材料の種類と滴下速度で加算の有無が決まるのですね。
理解しました。
3. DPC 重症虚血肢050170 スクロードパスタ100g → 下肢潰瘍 定義副傷病あり

スクロードパスタ100gの処方があるので適応は下肢潰瘍でしょうか。
定義副傷病に該当する可能性がありますね。カルテはどうですか。

術前に軟膏が処方され皮膚科軟膏処置の実施もあります。

定義副傷病ありになり、DPCは050170⑪ではなく050170⑫です。
増点になるのではないですか。

2,546点の増点です。


外用薬処方と皮膚科軟膏処置がポイントでしたね。
見逃さないようにします。
注意点などあれば教えてください。

下肢動脈閉塞症の重症度分類に「フォンテイン分類」があります。
ワンポイントに記載しますので確認してください。
皮膚潰瘍用の軟膏が処方されたときはフォンテイン分類を思い出して、
定義副傷病を見逃さないようにしてください。

わかりました。

フォンテイン分類 |
主な痛みと症状 |
Ⅰ度 冷感、しびれ |
足先の冷感やしびれ |
Ⅱ度 間欠的跛行 |
ある程度距離を歩くとふくらはぎなどが |
Ⅲ度 安静時疼痛 |
じっとしていても痛みがあり |
Ⅳ度 皮膚潰瘍、壊死 |
皮膚潰瘍が発生し治らない |
*Ⅲ度、Ⅳ度になると血行再建術の適応となる
しばらくは残暑と言えないような猛暑が続きそうです。
健康管理を怠らず暑さに負けず頑張りましょう。
次回は10月上旬に配信の予定です。
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