3月は年度末
多くの医療機関で3月は事業の年度末だと思います。転勤や部署替えなどの人事異動や
昇格人事が行われる時期でもありますね。喜ぶ人悲しむ人、悲喜こもごもですが働いている
以上避けて通ることはできないので、悲しむ人は前向きにとらえチャレンジ精神で頑張って
ください。私は過去に所属していた法人で、転勤とそれに伴う引っ越しを30年の間に10回
くらい経験しました。その都度スキルが身に着いたと振り返っています。
現在レセプト精度点検に伺っているところも、他部署に移動になった、転勤した、退職した
など聞くことがあります。一期一会ではありませんが皆様からの話しかけや質問があると
内心喜んでいます。会話から気が付くことが多く自身の新たなスキル構成に役立っています。
ご報告
昨年より「医事課ネットワーク 拠点リーダー募集」の呼びかけを始め、不発が続いていま
したが、この度東京都多摩地区の医療機関の職員の方からファーストコンタクトがありまし
た。具体的な開始時期や内容は決まっていませんがうれしい限りです。他の地区の方も是非
ご検討ください。
改めて内容を記載します。
医事課ネットワーク 拠点リーダー募集
拠点リーダーとはレセプト算定が好きで、算定スキルを上げたいと考えている方なら、
特別な要件はなく誰でも立候補できます。
*リーダーにお願いすることは次の3点です。
・弊社との連絡 *拠点リーダーにクオカードを贈呈いたします
・勉強会の日程を決めて参加希望者の募集(日程が決まれば弊社も募集します)
・勉強会当日の簡単な進行
勉強会開催方法
・名 称 ○○地区医事課ネットワーク
・会場確保 実施を希望する医療機関内または近くの会場を弊社が予約
・開催時間 就業時間以降17時30分頃から1時間程度(相談の上)
・内 容 リーダーや参加者のリクエストで弊社が作成する算定資料の解説や演習
・開催頻度 3、4か月に1回程度
・参加者 拠点リーダーのネットワークを活用し参加を希望する方
・参加費用 無料
・開催場所 JR山手線から電車利用で片道1~1.5時間程度で移動できる地域
・開催最低人数 3人
うまく運営できるか、参加者が集まるか全く未知数ですが、ご興味のある方は「お問合せ」
からご連絡ください。件名は「医事課ネットワーク リーダー希望」とお願いします。
弊社は事業として有料の勉強会の実施がありますが、それと別の私的な勉強会です。
ネットワーク構築によろしくお願いします。
2026年2月実績報告
レセプト点検件数 515件
延点検時間 32時間
移動距離合計 1,018㎞
移動時間合計 19時間
レセプト点検で訪問した医療機関
1都3県 6病院 5日間
*東京都1病院、埼玉県2病院、神奈川県2病院、愛知県1病院。
講習会
*TMG レセプト請求リーダー養成講座 2時間
*TMG DPCコーディングスキルアップ講座 2時間
その他の業務
*株式会社FBS・WEB会議
乗車した路線
*西武池袋線、西武有楽町線、JR埼京線、JR山手線、JR湘南新宿ライン、JR京浜東北線、
JR根岸線、東武東上線、東京メトロ副都心線、JR東海道新幹線、JR東海道本線。
乗降駅、乗換駅
*練馬、小竹向原、志木、朝霞台、田園調布、多摩川、池袋、戸田公園、戸塚、品川、
豊橋、刈谷、横浜、港南台。
移動の楽しみは食事と甘いもの、たまに観光
【夜アイス】
長距離出張から帰ったときはピノを食べます。なぜかアイスが食べたくなります。
今はまっているのはこれです。その名も「ダブルショコラ」

指摘3選
1.A210難病患者等入院診療加算は大きな点数

入院時併存症にパーキンソン病がありますが、ヤール分類はいくつですか。

ヤール分類ですか?
カルテ確認します。
記載がないようですが。

ネオドパストン錠の処方があるので症状があると思います。
ADL関連の記載はありますか。

姿勢反射障害、小刻み歩行とありますが関連情報ですか?
看護の問題リストに「転倒しないように介助する」とあります。

それならヤール分類Ⅲ以上、生活機能障害度2度以上に該当すると思うので
難病患者等入院診療加算が算定できますね。医師に確認してもらえますか。

確認します。
ヤール分類について教えてください。

算定講習会で作ったヤール分類の表があるので確認してください。
難入は施設基準の届出が不要で、該当する傷病名があれば入院初日から
実日数分算定できる大きな点数です。
ただしパーキンソン症候群では算定できないので注意です。

ありがとうございます

パーキンソン病、ホーエンヤール(Hoehn-Yahr)分類
ヤール分類Ⅲ度以上、生活機能障害2度以上で難病患者等入院診療加算算定可
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ヤール分類 |
生活機能障害度 |
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Ⅰ度 |
・一側性パーキンソニズム(+体幹の症状) 症状が片方の手足のみで日常生活への影響は極めて軽微 |
1度 日常生活、通院にほとんど介助を要さない |
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Ⅱ度 |
・両側性パーキンソニズム。姿勢反射障害なし、後方突進(後ろに倒れやすい)があるが自分で立ち直れる ・症状が両方の手足にみられるが、まだ障害は軽く、日常生活は多少の不自由はあっても従来通り可能であり、歩行障害はないかあっても軽微である |
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Ⅲ度 |
・軽~中等度パーキンソンニズム。姿勢反射(保持)障害あり ・症状が両方の手足にみられ、典型的な前屈姿勢、小刻み歩行がみられる。日常生活は自立しているが、職種の変更などかなりの制約をうける |
2度 日常生活・通院に介助を要する |
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Ⅳ度 |
・高度障害を示す ・両方の手足に強い症状があり、歩行は自力では不可能であるが、支えてもらえば可能である。日常生活でもかなりの介助を要する |
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Ⅴ度 |
・ベッドまたは車椅子の生活で、ほとんど寝たきり。全面的介助を要する |
3度 起立不能で、日常生活は全介助を要する |
2.インスリン自己注射導入 → 在宅療養指導料170点は?

2型糖尿病の患者さんで今回インスリン自己注射導入の
教育入院のようですね。注射の打ち方の指導はしていませんか。

糖尿病教育入院のパスにDVDの閲覧と実施訓練があります

それならB00113在宅療養指導料170点が算定できます。
ただし指導時間は30分以上なので実施時間の記載が必要ですが。

看護師が一緒にDVDを見て消毒の仕方、インスリン単位の確認、注入前チェックリストの記入方法などを指導しているそうです。
実施時間の記載は確認できませんでしたが、注射実技をマスターしないと退院できないので実施時間を記載してもらえばいいですね。30分以上しているということなので。

電子カルテに記載してもいいし、指導用紙を作り実施時間や実施内容を記載し、スキャンして保存でもいいですね。

糖尿病認定看護師がいるので相談します。
3. DPC インフルエンザ肺炎、抗生剤投与 → インフルエンザ菌肺炎





DPCは共に040080になります。

傷病名と治療内容を確認する必要があるということですね

そうです。抗生剤投与の理由を調べるだけで適正なコーディングに近づきます。医師に確認してください。
インフルエンザ肺炎としたのはインフルエンザ+肺炎と考えたからでないでしょうか。わずかな傷病名の違いでコーディング大きく変わることを情報共有するといいともいます。

わかりました
今回は大変遅くなりました。次回は4月上旬に配信の予定です。
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